予想外の収入
入居時に支払ったデポジットは部屋を壊して修理したりする必要がなければ、フラットを出る際にCouncil taxを引いた残りの額を返金してくれることになっていましたが、これまでの数々のことを考えると、この信用できない不動産屋はほとんど返金してくれないだろうと、あきらめていました。ところが、部屋を出る日に鍵を返しに行くと、Council
taxとして60ポンド引かれただけで、手許には373ポンドもの大金(1ポンド=250円として約9万円)が戻ってきたのです。「ヤッター」と喜んだのも束の間、そこには落とし穴が待っていました。
小切手はいや
373ポンドは「小切手でしか返せない」というのです。「小切手の換金はイギリス国内に口座を持っていないとできない」と聞いていたので、「私は口座を持っていないから、小切手ではなく現金で返してほしい」と食い下がったのに、「口座を持っていなくても、その辺の両替屋で換金できる」と頑として譲ってくれず、結局、小切手で受け取ることになりました。
手数料30ポンド!
近くの両替屋に行くと、小切手の換金は扱っていないと断わられる店もありました。やっと扱ってくれる両替屋を見つけたものの、手数料として30ポンド(7,200円)もかかるというのです。高いと思いましたが、小切手のままでは、ただの紙切れ。しかたなく手数料を支払って換金しました。 |