不動産屋が違う?
すっかりこの部屋が気に入り、すぐにでも入居したいと思い、慌てて不動産屋に戻りましたが、簡単にはいきませんでした。まず、びっくりしたのが、「契約は、うちではできない」と言うのです。もらったFaxをよく見てみると、違う不動産屋の名前が書いてあるのです。契約はその不動産屋でやれとのこと。最初に説明しておいてくれれば、そっちの不動産屋へ直行したのにと腹が立ちました。
なんて悪徳!
契約する不動産屋へ行く前に、最初に払ったデポジットの100ポンドを返してくれというと、「その部屋に決めたんだったら、デポジットは返せない」と言うのです。確かに部屋は決めたけれど、不動産屋が違うなら、契約金から差し引いてもらうこともできないし、また新たにデポジットを払わないといけないから冗談じゃないと思いました。が、返してくれと言っても頑として受け付けてくれず、私も早く入居手続きしたくて焦っていたのと、部屋捜しに疲れてしまい、言い争うのが面倒になっていたこともあり、その場は引き下がってしまいました。あとで冷静になって考えると、「騙された!」と腹が立ってしょうがありません。100ポンドと言えば、日本円で約25,000円! 今、思い出しても腹が立つ。悪徳不動産会社に捕まってしまいました。
契約に必要な書類
この悪徳不動産会社を出て、契約するための不動産屋へ走りました。
こういう時に限って地下鉄が遅れ、慌てふためきながら不動産屋が閉まる十分前に店に飛び込みました。が、すぐに契約はできなかったのです。ああ、もう踏んだり蹴ったり。契約のために、1ヶ月分の家賃とデポジット(家賃1ヶ月分)、それにビル(電気代)、そしてレファレンス(保証人として、学校からのレターと親からのレター)が必要だと言うのです。
そんなものが必要だとは知らなかったので、全然、用意していませんでした。レファレンスのフォーマットをもらって、すぐさま学校に電話しましたが、すでに今日の業務は終了。明日、学校に来れば書いてくれるとのことでした。明日には入居したかったので、とてもショックでした。そして、寮の滞在延長はその日までしかしていなかったので、またもや延長手続きをしなくてはと焦って寮に戻りました。なんて慌ただしい1日だったことか。 |