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カビにご注意石にご注意椅子をどうぞ
石にご注意(ロンドン)
「ロンドンで、いきなり石を投げられたことがありますか?」

ある日、 静かな高級住宅地を歩いていると、きちんとした身なりの小学校低学年くらいの男の子2人とすれ違いました。すれ違ってしばらくすると、背中に何かあたった気がしました。足下には、たくさんの細かい石が落ちています。

「この石はなに? どうして後ろから?」
不思議に思って振り向くと、すれ違うまでは特に私を気にするふうでもなかったさっきの男の子達が、ニヤニヤしながら私を見ていたかと思うと、急に走って逃げ出しました。

「あの子達が石を投げてきたんだ」
そうわかった時には、男の子達の姿は見えなくなっていました。どうして石なんか投げてくるの? 私が何かしたの? 怒りよりも、悔しいやら、恐いやらでとってもイヤな気分になりました。

そしてまた別の日。日もとっぷりと暮れた夕方5時頃、駅へと歩いていると、途中、道ばたにたむろしている中学生くらいの男の子3人がいました。なんとなく嫌な予感がしたので、足早にその子達の前を通 り過ぎると、頭にポンッと何かが当たりました。足下には、石

「またやられたっ!」

なんで皆、石を投げてくるんだとものすごく腹が立ったものの、相手は3人もいるし、仕返しされたら恐いしで、後ろを振り向くこともできずにとにかく急ぎ足でその場を離れました。ああ、悔しい。ロンドン在住の日本人女性が、反日感情から水入りの風船を投げ付けられたという話を聞いたことがありますが、私が石を投げられたのも、そういう理由からだったのでしょうか。理由も分からず石を投げられるのは、本当に悔しいです。


石にご注意(カイロ)
「エジプトで石を投げるのは、友達になりたいから?」

エジプトでは、どこを歩いていても、大人も子供も声をかけてくるので、最初は人なつこくていい人たちだと思って、にこやかに受け答えしていましたが、それが毎日、しかも何ヶ月も続くと、暑いし、うるさいし、しつこいしで、無視して歩くようになりました。すると、飛んでくるんです、石が

ある日、集団下校している子供達に出会いました。これは急ぎ足で通り過ぎるに限ると思い、足を早めましたが、子供達も早足になって口々に話しかけてくるのです。私が無視していても子供達はなかなかあきらめず、もう帰ってよと思ったその時、子供達が石を投げてきました。

何個も何個も飛んできて、その一つが私の帽子にあたった瞬間、私はぷちんっとキレてしまいました。子供相手に大人気ないと思いながら足下に落ちていた石を拾って投げるふりをしました。すると、何人かの子はあきらめて去っていきましたが、しつこい二人の男の子が、手に持っていた袋からポトッと何かを私の足下に落としたのです。

そこに落ちていたのは、私の大嫌いな「カエル」
ひぇぇぇぇぇ〜〜〜〜〜。

男の子はさらにそのカエルを拾いあげて近付いてこようとしたので、私は慌てて走って逃げました。それ以来、石を投げられても決して投げ返さないようにしています。
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