「どうすればいいと思う? きみたちは、知ってるはずだよ」 「知ってる?」 ケイタとサクラは、ドロをにぎりしめ、目をとじて考えました。 |
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どうしたら動きだすんだろう。 シードロって、なんだろう。 |
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ひんやりとしたドロが、ほんわりあたたかくなってきたころ、 ケイタは、ぞうき林でクワガタムシを見つけて、わくわくしたことを思い出していました。 サクラは、色とりどりの花が咲きみだれる公園を思い出しました。 「あっ! そうか」 ケイタとサクラが、同時にさけびました。 「さっき、おじさんが言っていたことだ! シードロは自然を大切にする心から生まれる妖怪なんだ」 |
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